実験 麦畑
上の畑に、麦を少しだけ播きました。
家の前の庭の畑はそれほど広くないので、
上の畑を借りられたことは、本当に嬉しいです。
あれも植えよう、これも植えようと、
私をウキウキさせてくれます。
この麦の種は、まだ大分県に住んでいたときに野口種苗で購入して、植えていたもの。
知り合いの方が水車で製粉のお仕事を地元の方から引き継ぎ、はじめていたので、
家で作ったお米を持っていき、米粉にしていただいていました。
長女が産まれたとき、
エリック・カールの
「ホットケーキできあがり!」という本を
誕生祝いにいただきました。
「今日は大きなホットケーキを食べたいなぁ」
と、まず麦を鎌で刈り取り、
ロバの背中に載せて、
水車小屋へ運び、
先がくるりとまわるからざおで、
パトン、パトンとたたきます。
そうしてつぶつぶを、石臼でひいて
製粉してもらいます。
卵は鶏に産んでもらい、
ミルクは牛のお乳を搾り、バターも作ります。
この本は子どもたちも私も大好きな本です。
自給自足の暮らしの原点ともなるような、
こんなふうに暮らしたいなぁと何度も思いました。
そうして、私も同じようにホットケーキを食べたかったのかな、麦を蒔いたのでした。
収穫できたら、水車小屋で粉にしてもらうつもりでした。
そのときは急な展開で引っ越すことになり、
麦ふみは何度かしたものの、収穫を待たずに引越し。
近所に住んでいた大好きな方が、収穫してくれた麦を送ってくれて、
今でも飾っています。
そうして5年ぶりくらいかな?
今回は、自分で収穫ができそうです。
麦わらは、英語でストロー。
その名の通り、中は空洞になっています。
近々、ストローとして飲み物を飲むことが、
私たちの楽しみのひとつでもあります。
冬の間、何度か麦ふみしていた麦が、
とうとう子どもたちより大きくなりました。
きっと食べるには、ほんの少しの量だけれども、
こんなにもワクワクさせてくれる麦さん、
ありがとうございます。
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