近所のおじいさん
家の横の水路で子どもたちと遊んでいると、
車で横を通り過ぎるおじいさんが、
窓を開けて、
「この突き当たりの手前のとこまでおいで。」
と笑顔で声をかけてくださいました。
「今からですか?」
「そう、今から。」
そのおじいさんは、
長女が参加している地域の子どもの集まりのボランティアスタッフをされている方。
その集まりもなかなかおもしろくて、
山登り、カヌー、川の清掃、陶芸、農業体験…。
毎月、何でも体験をする機会を与えてくれます。
長女も大好きな集まりです。
この道でいいのかなぁと言いながら行くと、おじいさんが道で待っていてくれました。
「はい、このカゴを持って。」
と、子ども用の小さなカゴをを渡してくれて、唐突にいちご狩りがはじまりました。
所狭しと、すごい数のいちごが植えられていて、
お孫さんに送ったり、
うちもしていただいたように、
毎年、近所のいろんな子たちに声をかけて、
いちごを子どもたちにあげているそうです。
「豆もいるかな?」
と、上の畑に行かせていただいたら、
なんと入口にはバラのアーチが!
バラのアーチをくぐっていくと、
多種多様のお花と野菜が、混雑して共生しておりました。
子どもたちも、
「ここ、おもしろい!」
「また来たい!」
「本当のおじいちゃんみたいや!」
と言って走り回っていました。
畑とお庭を見せていただいたら、
愛情たっぷりで手入れをされているのがとてもよく伝わってきました。
子どもたちへの眼差しもあたたかく、
胸がいっぱいになって帰ってきました。
大きな花束のように赤紫蘇をたくさんいただいたので、
子どもたちの大好きな紫蘇ジュースを作りました。
私もおばあちゃんになったら、
こんなふうに、
おいでおいで、いちご食べてく?って、
笑顔で近所の子どもたちに声をかけたいです。
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2021.05.24 05:39
2021.05.24 05:12